« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »

2012年5月

2012年5月26日 (土)

少年から青年、そして父親に-Rufus Wainwright Out Of The Gameを聴いて-

父親になったんだあ・・・。何とも派手な人生を送っているなあ。
そういやあ、彼はデビューから知っているし、来日公演も2回行っているわ。

ちょっと長くなりそうですが、「Rufus Wainwright」というアーティストを語らせてください。

デビューアルバムである「Rufus Wainwright」を知ったのは、某雑誌でのCD評にて。
TOP扱いであった。レビュー内容までは覚えていないが、「声がいい」とのことと、
彼がゲイであると公表していることを知り、興味を持ち購入することにする。

彼はオペラに傾倒しており、ポップとオペラを融合させたような音を作っている。
オペラと言うと高尚な音楽といえるし、実際にその歌劇のストーリーである
背景を理解していないと、全くもってつまらないと思える。
そういう観点から言えば高尚なのかもしれない。特に日本人には。
向こうでは昔話に歌劇を取り入れただけなのだけど、やっぱ高尚なのかな?わからん。

「Rufus Wainwright」は衝撃の作品でした。
ベースがオペラなので、音に黒人色がないのは驚きました。
私はベースにR&Bがないと2,3回聴けば飽きてしまうのですが、
(例:砂漠の○○○、○○○に当てはまるバンド名。これは見事に飽きたw)
これは飽きなかったし、メロディも良かった。
そして詞なのですが、例えば「Danny Boy」。素晴らしいラブソングなのですが、
男が男に対してのラヴソングなんだよなあ。彼にとっては当たり前のことなんでしょうが、
結構カルチャーショックでした。

東京で仕事している時は毎日が午前様でした。
そんな多忙な毎日を過ごしていたのですが、たまたま夕方から時間が空きました。
「何かイヴェントないかなー」と、ネットで調べてたら、
Rufusが今日渋谷でライヴすることを知りました。
即決で行くことにしました。完売になってはいないことはわかりきっていたし。
渋谷のセンター街から登り、いそいそとライヴ会場に向かいます。
入ると5分の入りでした。そんなわけで館内をうろうろしてたら、
業界関係者らしき方々のお話が小耳に入ってきました。

「妹のマーサ、レズらしいよ。」

兄貴がゲイで、妹がレズ・・・。ははは。愉快な奴らめw。
そんな精神状態の中ライヴが始まります。
結論から言うと「非常に残念なライヴ」でした。
まず、彼にショーを行う自覚がなかったのが残念だった。これは発表会で見るレベル。
具体的に言うとステージ上で曲の間に兄姉がくっちゃべったり、
お客をお客として接し切れていなかった。一方通行なら化け物みたいな見世物でないと納得できない。
そして期待した声。比較しているのが化け物レベルなのかもしれませんが、
聴いてて気持ちよくない。これは本当に残念だった。
「まだ少年だなあ。」
率直な感想です。そして彼を詩の一節を使いこう呼びました。

「Not your fault Danny Boy」

「Poses」も買いましたが印象がありません。
ここで、私の記憶から完全に消えました。興味がなくなりました。

「じゃあ何でOut Of The Gameを買ったのか?」

昔タワレコで彼のアルバムを紹介していました。「Want One」と「Want Two」を。
聴いてみて驚きました。
前記しているオペラをポップで表現できていることを!
彼は「Danny Boy」では終わらなかった。青年に成長していた。
2枚のアルバムを速攻で買いました。日本語版でなくUK版ですが。
何故かというと「Want Two」のUK版にはDVDが付いていたので。

この「Wantシリーズ」は彼の集大成です。
オペラをポップ取り入れ、ゲイの存在意義まで主張している。
何があったのかと思えてしまうぐらいです。
私はオペラには疎いので、何度聞いても新鮮で飽きません。
これを入り口にオペラを見てみたくなってしまいます。
それと、自慢の声。DVD見ました。あの時が調子悪かっただけなのかな?
透き通った声もあるし、少し濁声もあり、かつ、非常に伸びる声。
裏声も上手く使っています。いやいやまいった。
相変わらず見る目がないなーと実感してしまいました。

こうなるとライヴが見たくなります。偶然にも近日中に渋谷であるみたいです。
そして、渋谷のセンター街から登り、いそいそとライヴ会場に向かう自分がいます。
完璧なショーでした。ショーを完結できる能力が付いたことが成長したなと思いました。

彼が歌い出すと時間が止まる。
それぐらい歌唱力と緊張感を持続できていました。MCも談笑してリラックスできました。
アンコールの時、ある出来事がありました。
黒いマントを羽織って登場したのですが、
黒いマントを除けるとそこには女装した彼がいました。
そして「Gay Messiah」を歌いました。

「あれ?ゲイって女装ありなの?」

疑問に思い、歌舞伎町2丁目のけんじ(自衛隊あがり)に会いに行きました。
何故なら彼は「ゲイだ。」と言っていたので、「ゲイとはなんぞや?」と聞きたかったのです。

「ゲイで女装はありか?」
「何でもあり。まあ派手に遊ぶ奴や、男娼もゲイといやあゲイだしね。」
「じゃあ、ゲイで女装して救世主なる歌を歌う奴は何を意味しているんだ?」
「そこまでは分からないけど、女装したかっただけじゃない?女装には意味ないし。」
「男娼もゲイのカテゴリーに入るなら女装もありだなあ。単に女装にはまっただけかあ?」
「そう思うよ。」

家に帰り「Want Two」の表紙を見る。
「あっ。やっぱこれ女装したRufusかあ。」
女装にハマっただけ臭いw。

その後、「Release The Stars」、「All Days Are Nights: Songs for Lulu」(未購入)と
アルバムを出します。「All Days Are Nights: Songs for Lulu」を何故買ってないかというと、
彼のお母さんが亡くなった後に出したアルバムなので、ちょっと敬遠してます。
リアルに暗いアルバムは色々聞いた結果、前に進む気力がなくなることがわかったので・・・。

彼が父親になったのはHNK-FMのラジオ(いつもの)で知りました。
色々意見があるでしょうが、彼は幼少期にヴェルディのレクイエムばかり聞き続け、
危惧した父親に全寮制の学校に送り込み、ゲイであることに誇りを持ち、
最愛なる母を亡くす。彼はこのとき初めてレクイエムの意味を理解することになったのでは?
だから、生に希望を感じたのでは?
それがゲイなのに子供を持つことにしたのだと思う。
俺の予想です。分からないけどね。

そしてそのラジオより「Out Of The Game」を数曲聴きました。
「いい意味で落ち着いた。」のが第一印象です。子供は現時点では間違いなく彼にとって安定する材料でしょう。
それとエレキギターも採用し、ちょっとR&Bテイストな曲もあります。
私はこれを前を向いている証拠だと思います。
新しいことにも目を向けだしたと。

そして購入しました。上記内容と同じ感想です。
次、どう進むのかな?それが楽しみなアーティストになりました。

■【おまけ】「Want Two」DVDのセットリスト

Live at the Fillmore DVD

    "L'Absence"                Hector Berlioz 
    "14th Street"               Want One
    "Harvester of Hearts"        Want One
    "Natasha"                  Want One
    "The Art Teacher"          Want Two
    "Hallelujah"                 Leonard Cohen
    "Matinee Idol"             Rufus Wainwright
    "Vibrate"                  Want One
    "Gay Messiah"             Want Two
    "Want"                            Want One
    "Greek Song"                   Poses
    "Foolish Love"                  Rufus Wainwright
    "I Don't Know What It Is"    Want One
    "Dinner at Eight"               Want One
    "Beautiful Child"               Want One
    "Oh What a World"            Want One
    "Liberty Cabbage"            Original?
    "California"                      Poses
    "As in Happy"                  Original?

P.S.HallelujahでJeff Buckleyを思い出して泣きそうになったのを覚えている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月20日 (日)

iTunesからアナログスピーカへ音を出そう!

ウン十万したミニコンポが眠ってしまっている。
PCやスマホの普及によりますます眠ってしまっている。
「あ、この曲聴きたい!」と思っても、1万曲近くあると、
まずCDを探せないし、どのアルバムにどの曲があるかまでは覚えきれない。
だからCDを購入してもまず最初にすることは、iTunesへのmp3変換。
そしてその後ipadに転送して聴くというのが最近のパターンである。

そして表題の件、知らなかったのだがすでに実現してたのでご報告。
私の実現したいことは以下の2つ。
(1)iTunesから曲を再生したとき、ミニコンポで音が出せること。
(2)iPhoneのアプリである「TuneIn Radio」をミニコンポでのスピーカーで聴きたい。
以上、2点である。まあ項番2は「できたら」ぐらいで思ってた。
なにせやって見ないと分からないし。

用意したものは以下のもの。
(1)AirMac Express(購入したのは これ
(2)オーディオ変換ケーブル(購入したのはこれ )   
(3)LANケーブル(ストレート)

かかった費用は10k弱。AirMac Expressがちと高い気がしますが、
まあ、よしとしましょう。

私はISPがWiMAXです。機器はAtermWM3600Rです。
無線LANと有線LANポートが一つあります。有線LANポートが付いてて良かった。
ISPの機器がすでにルータ機能がありますので、AirMac Expressをブリッジでの接続とします。
オーディオ変換ケーブルをミニコンポに接続し、WiMAXにLANケーブルをつなぎます。
それらを全部AirMac Expressにつなげ、電源を入れるのですが、ここで注意。
AirMac Expressに電源を入れると、結構熱を持ちますので、
電源タップでの使用は止めた方がいいと思われます。
壁に付いている電源コンセントで使用した方が良いと思われます。

そしてAirMacユーティリティをインストールします。
インストール後Apple Software Updateを実行して、AirMacユーティリティを最新にします。

あとはAirMacユーティリティを起動して、設定をします。
私がしたのは以下のとおりです。
(1)AirMacのパスワード設定。
(2)ブリッジモードに設定。
(3)ブリッジモードによるWi-Hiの設定。
  →SSID、パスワード等
(4)ミニコンポで音を出したいPC等のSSIDを項番3にする。

ここまでで、AirMac Expressの設定が間違った場合、修正しようとすると、
エラーコード10057や、-6753などが出てきて修正ができませんでした。
当方の環境によるものかもしれませんが、調べるのもめんどくさかったので、
電源を抜きましたw。すると初期状態に戻るので修正できます。
あれこれ悩むより電源抜いた方が早いと思います。

■iTunesからアナログスピーカへ音を出す

iTunesの右下に以下のイメージが追加されています。
Img01_3

拡大したもの

Img01_1_5

そして、複数のスピーカーを選択し、以下のとおりにすると・・・。
Img02
アナログスピーカから音が出るようになります!ちょっと感動したw

■iPhone、iPadからアナログスピーカへ音を出す
(1)AirMacユーティリティをインストールしてください。こちら
(2)SSIDはAirMac Expressで設定したものにすること。
(3)一度AirMacユーティリティを起動する。エラーにならなければOK。エラーになったらしらなーい。
(4)iTunesの右下にあるイメージがあるものは、全てアナログスピーカへ音を出すことができます。
Img03

実現できちゃったw

■追記2002.05.21
AirMac Expressの無線LANでは、当方の使用しているプリンタが認識しないことが判明した。
#AirMac ExpressにUSBケーブルで接続したらできるかもしれないが、めんどくさいのでやらない。
仕事上このプリンタが使えないのは致命的なので、PCはWiMAXのルータを使用することにする。
iPhoneおよび、iPadはAirMac Expressの無線LANを使う。
アナログスピーカで聴きたければiPhoneおよび、iPadで聴くw
曲の転送は有線で送るw
(PCとWi-Hiが別なので、iTunesとの無線LANでの同期は不可)

棲み分けできたからまあイイか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年5月 5日 (土)

追悼 Adam Yauch

2012年5月4日Adam Yauchが亡くなった。
Beastie Boysは私にとってリアルタイムで聴いていたこともあり、
追悼とともに、「あー俺も死んでもおかしくない年になったか。」とも感じた。
何ともやるせない。

Beastie BoysはN.Y.のPunkシーンから登場しており、
出てきたときの評価はこうだったはず。

「生意気な3人のクソガキ」

そのガキどもが「Hello Nasty」を作っちゃう物だから分からないものである。
私が持っているアルバム(EP)は以下のとおりである。
「Check Your Head」
「Ill Communication」
「Hello Nasty」
「To The 5 Boroughs」

「Aglio E Olio」(EP)

Beastie Boysは独特のRapを築き上げたと思う。
ベースがR&Bではなく、Punkなんだよな。
だから面白かった。

それと初期メンバーの3人が凄く仲が良かった。
それだけにAdam Yauchの死去はBeastie Boysにとってはかなりのダメージだと思う。

彼ら3人が音楽ではなく、政治活動に向かったことにより、
私の興味は薄れてしまったが、昔、影響受けたアーティストの死去は、

寂しいな・・・、やっぱり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年4月 | トップページ | 2012年6月 »