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2012年4月27日 (金)

ソロからソロ? -The White StripesからJack Whiteへ-

「Jack White」の新譜「Blunderbuss」が発売された。まず、現代のRock界において、

唯一の希望が健在であったことを嬉しく思う。

このアルバムが出ると公表されたとき、妙な安堵感があったのを覚えている。
「 White Stripesは、Jack Whiteのソロみたいなものだから」
これが理由と思われる。果たして本当にそうであるか?
私は結構心配であった。その理由を以下に記す。

私が「The White Stripes」と出会ったのは、「Get Behind Me Satan」である。
NHKFMで放送している渋谷陽一氏の番組で知った。
正直、この年になってここまで興奮する音楽に出会えるとは思っていなかった。
このとき流れた曲は「Blue Orchid」「The Nurse」「Instinct Blues」「Red Rain」だったと思う。
まず、「Blue Orchid」でイントロのリフのかっこよさにやられ、
次に、「The Nurse」マリンバとギターの掛け合いのクールさにやられ、
「Instinct Blues」では、Jackのギターテクニックに驚嘆し、
「Red Rain」では「Tom Waits」を想像させるぐらい打楽器を駆使し、表現豊かなブルースを作り上げたと。
べた惚れです。このラジオを録音していたのですが、この4曲を聴きまくってました。

#後日発売されたアルバムで、上記曲を余りにも聴き過ぎたため、インパクトがなかったというぐらい聴いた。
#その選曲をした渋谷氏もさすがです。私が言うのも何ですがw
#それと、バンドメンバーが2人なのも驚いた。

とにかく良すぎた。で、アルバムタイトルをみると「Get Behind Me Satan」。
ひょっとして、「悪魔の十字路」を引き合いに出される?と、思ってましたが、
Jack自身が「Robert Johnson」をインタビューで引き合いに出していたので、
そういったイメージでこのアルバムを作ったのだなと。
この後、「Icky Thump」という傑作アルバムを作っているので、
とりあえず、「悪魔の十字路」には行ったが、契約はしなかったのだろうねw
あと、みんなが思ったであろう。「ドラムなんとかならんか?」

この次、「Elephant」を聴きましたが、正直何とも思わなかった。
後で知ったのですが、「Seven Nation Army」は若者のiconだとか。
ですが、私にとっては普通のブルースアルバムでした。聞いた順番も悪かったと思う。

このあと、Jackは「The Raconteurs」と「ドラムを叩けるだけのバンド」を結成しました。
前者はイマイチで、後者はヘビメタが苦手なので放置しています。

ここで、疑問がわきます。
「The Raconteurs」は4ピースで全員がそこそこ上手いバンドである。
「The White Stripes」2ピースで、ドラムは下手くそである。
じゃあ、作成者が同じ「Jack White」ならば、「The Raconteurs」の方がイイものできそうな気がするのですが・・・、
だが、「The White Stripes」は越えられない。作成者は同じ「Jack White」にもかかわらずに。

ここで、ある仮説を考えます。
「Meg White」が「The White Stripes」の主要メンバーです。
この方は「Jack White」の「兄姉」または、「恋人」と言われています。
真実は分かりかねますが、「Jack White」にとって非常に重要な人物であることは間違いない。
「Meg White」は音楽の才能がないと思われます。
「Get Behind Me Satan」でのドラムが一定のリズムで叩けないぐらいなので。
この方をフォローするのには、甚大な労力が必要と思われます。
その結果、Jackは何人もの労力を要して「The White Stripes」のアルバムを作った。
よって、極上のアルバムが完成したと。

「Led Zeppelin」と言うバンドをご存じでしょうか?
「John Bonham」がオーバードーズで死亡した後、この巨大な飛行船は存続できなかった。
「The White Stripes」は「Meg White」が健康上の理由により解散した。
双方に言えることは、重要なピースが欠けてしまったこと。

私は同じに思えるんですよね。
だから、ソロからソロというのはありえない。
「The White Stripes」から「Jack White」へが正しい。ソロからソロへではない。
「Blunderbuss」はリハビリに近い。
「The White Stripes」で達した領域へは果てしなく遠く思われる。

ですが、私は「Jack White」が帰還したことを素直に嬉しく思う。
何故なら、冒頭にも書きましたが、現代のRock界において、唯一の希望であるから。

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