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2012年3月19日 (月)

Janis Joplin Live At The Carousel Ballroom 1968の存在意義

アルバムのジャケットを見て頂けたら分かるのですが、
このアルバムは正確に言うとBIG BROTHER AND THE HOLDING COMPANY(以下BBHC)に
Janis Joplinがヴォーカルで所属していた時代の代物である。
だから、BBHC Featuring Janis Joplinとなっているのである。

このライヴ音源がCHEAP THRILLS発表前後までは分からないが、
(CHEAP THRILLSもBBHC名義なのだが、背表紙にはJanis Joplinってかいてあるw)
1967年に行われたMonterey Pop Festivalより1年後なので、
Janisのコンディションはいいと思われる。

BBHCはJanisの派手な男性関係によって崩壊し、Sam Andrewと共にBBHCを去ることになる。
この後、JanisはKozmic Blues、Full Tilt Boogie Bandと組まされることとなる。
(有名なWoodstock Music and Art FestivalはKozmic Blues時代のもの)
ただ、この後のバンドは他者によって、人材が選定されたものである。

音楽的な完成度を求めるならKozmic Blues以降をおすすめする。
ただ、Janisが壊れていってしまうが・・・。

そういった意味でもBBHC時代の音源は貴重であるが、
このバンド、ライブバンドなので、海賊版が死ぬほどあったんだよなあw。
まあ、BBHC時代のものが正式にリリースされたのはめでたいことだと思います。

私はBBHC時代といえば、Ball And Chainなのです。
やれ「BBHCは下手くそだ」とか、
「Janisがいるのに下手くそな歌を歌っているあの男は何だ?」とかw、
色々言われていますが、この曲が一番BBHCの最高傑作だと思います。

そして、そのBall And Chain。
色々なテイクを聴きましたが、珠玉の作品でした。
何故かと言われれば、BBHCがJanisの邪魔をしていないことが良かったというw、
何とも皮肉な内容なのですが、それ以上にJanisの声が抜群にいいです。
聞き惚れてしまうBall And Chainも珍しい。

このアルバムについて。
ライヴアルバムですが、観客の声が全く聞こえないので、
何となくライヴアルバムではないような気がします。
ただ、前記しているとおり、Janisの声が抜群にいいです。
なのでよけいに後ろで歌っている男には殺意がわきますがw。

この時代のJanisって、やっぱ楽しそうだなあと思った次第。
歌うことの楽しさや、バンドを始めたことによる初期衝動の楽しさなどを感じる。
そういった意味でもこのアルバムの存在意義はあるんじゃないのでしょうか?

今や死語となった「SEX & DRUGS & ROCK'N ROLL」。
それを体現した数少ない女性シンガー。
是非、聴いてみてください。

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